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【本紹介】もがき日記③~休み期間中、これだけはしないと自分と約束していたこと~

■もがき文庫

はじめに。

6月になりましたね。皆さんいかがお過ごしですか?🍃


さて、今回はもがき日記の続きを書いていこうかと思います。



もがき日記とは:2022年10月~2023年4月までの約半年間、薬膳の講師(フリーランス)である私は心身ともにバランスを崩し休職しました。その中で感じた葛藤や、そこから抜け出すために出会った本たちを紹介しています❁



回を重ねながら書いているので、始めにこちらの記事からお読みいただければ幸いです▼

もがき日記①~休むことへの恐怖と向き合う~
もがき日記②~休んでもいいんだ!と思えるきっかけをくれた本~



今回も記事の最後にオススメの本をご紹介しています。


私がセレクトした本を #もがき文庫 と名付けました🌷


ぜひ、もがき文庫の今回の一押し作品もチェックして頂けたら嬉しいです。


では、今回もコーヒーやお好きな飲み物片手にごゆるりとお楽しみください☕♡

「これだけはしない!」と、自分に約束したこと

休み期間中、自分と約束したことがありました。
それは…

「自分の気持ちに嘘をつかない!」

えぇ…?!そんなこと??と思われるかもしれません。


でも、私にとってこれはすごく難しいことでした。


だって、今まで自分の気持ちに蓋をしていることが当たり前だったから。

自分と向き合う時も素直な気持ちが出てきても「いやいや…こう思っちゃいけない!」
と、その感じたものをなかったことにして、体裁を整えたキレイな感じの感情で上書きしていました。

でも、それを続けているとどうなるでしょう。

そう、自分の本当の気持ちが分からなくなり、我慢に我慢を重ねて爆発してしまうんですよね。
私が心身のバランスを崩してしまったのはこれも1つの原因ではないかと思います。

この休み期間は自由に気ままに過ごそうと決めていましたが、
「自分の気持ちに嘘をつかないこと」この1つだけは自分に約束して過ごしました。
同じこと、同じ思考のままだといつまでもしんどいのは変わらないと思ったからです。

…とはいっても、なかなか長年の自分の思考や思考のクセを変えるのは至難の業。
自分の気持ちに正直に…と思っても「いや、こう思っちゃいけないしな」といい子ちゃん?
人によく見られように?とするクセが出るわ、出るわ。

はぁ~もうこんな自分にすら嫌気がさす。もうまじで自分やめたい。
って毎日思っていました。


どうして私は人の目がこんなに気になるの?
気にしても仕方ないのにどうしてなの?

合言葉は「思ったんだから仕方ない。」

そんな私はもう腹をくくって、思いっきり自分の感情をノートにぶつけることをしまくっていました。

人の目が気になるならこの際思いっきり気にしてやろう!!!」と。

どんなことで人の目を気にするのか
・どんな時に人の目を気にするのか
・どんなことで人と自分を比べるのか
・今日ひっかかった出来事はなんだったのか
・どんな人にどんな感情を持つのか
・今まで気になったことはどんなことだったのか
・今でも浄化できていない人から言われて気になっている言葉は何なのか


もう、それはそれは徹底的に向き合いました。



冒頭に出てきた自分との約束「自分の感情に嘘をつかない」
このことを守るぞって決めてやりました。

それはそれは人には見せられない汚い言葉でノートに書きなぐりました。

そのノートを見て、ブラックすぎる自分にまた嫌気がさして沢山泣いたけれど、
そんな時にお守りになってくれた言葉がありました。


「思ったんだから仕方ないよ」

これは映画「マザーウォーター」の中で小林聡美さん演じるウィスキーバーの女店主さんの言葉なんですが。

このシーンでもお客さんが私のように自分の感情に対して「そう思ってはいけない」と感情の上書きをしそうになっていましたが、そんな時にこの
「思ったんだからさ、仕方ないよ」って言っていたんです。


最初見た時は何とも思わなかったけれど、なんだかこの言葉を思い出して。
あぁ…そうだよね。思ったんだから仕方ないよね。まじでそれな。と、腑に落ちたんです。

上辺だけの前向きなんかいらない。

私たちは生身の人間ですから、キレイな瑞々しい感情もブラックで泥臭い感情も感情はその時その時で揺れ動くのが自然です。

でもいつからか「こう思っちゃいけない」と自分の気持ちをセーブして
本音を押し殺して無理に前向きになろうとしたり、変に大人ぶったりして
その時出てきた自然な感情を打ち消してしまっていたんだなぁ。

別に思っちゃいけない感情なんてないのにね

いろんな情報を見たり聞いたりしすぎて知らず知らずのうちに
自分の素直な気持ちを出すことを忘れてしまったのか。


いや…素直に感情出したらそのブラックな自分を受け入れるのが怖かったからかもな。

だってそんな自分見たくないじゃない?しんどいし。


それなら、楽しくなるようなことと向き合いたいじゃん。


ワクワクとか、理想とか、夢とかお気に入りの~とか、自分と向き合う時
こういう気持ちを書きだしてみましょうとかあるけれどさ。



でもさ、言わせてくれ。

自分と本気で向き合うってのはそんな生ぬるいもんじゃねぇ…!

自分のどろっどろなブラックな部分や惨めな部分、恥ずかしいところ
そんな部分に真正面から向き合っていくのが自分と向き合うことなんだ

と、この期間に感じました。


ワクワクとか理想とか書くのはこの真正面に自分のブラックな部分と向き合ってからなのよ。
順番的に。



とりあえず、上辺だけの前向きは捨てて、
とにかく自分の今思ってることを書きださないと死ぬ…
と思ってひたすら書きなぐる日々が続きました。

時間にして三カ月くらいでしょうかね。
自分でも、よくこんなに長期間ブラックな感情が次々に出てくるものだと驚きました。


今、ノートを見返しているけれど「バカバカバーカ」だの「そんなん知らんわ!」
「うっさいわー!!!」とか(以下自主規制)とにかく今まで溜めてきた感情の爆発がすごい。


そんな自分にひきつつも、心はどこか清々しかった。

感情は出し切らないと前に進めない

実は、以前にも自分のブラックな部分と向き合うことはしたんです。
でも、また同じようにしんどくなってしまいました。

もちろん、人の思考はクセだからすぐには変えられないというのも理由として1つあげられますが、
もう1つは感情を出し切っていないから と、いうのもあると思います。

向き合ったけれどまだ昇華させられていなかったり、しんどさの原因に行きつく前に向き合うのを
辞めてしまったり、あるいはまだまだ自分の本当の感情を出し切るまでに至ってないか…

などなど、いろんな理由で感情を出し切れなかったようなので、もうこれでもかってくらい
感情を出しまくりました。



それを続けていると…

あれ?なんか…うん。もういいかな。
えーーーーめっちゃスッキリしたーーーーー!!!!


って域に入ることを知りました。

私の経験上ではありますが、ここまでくれば感情を出し切れたのサインかなと思います。

あえてのガン見作戦で自分と向き合う


自分と向き合うってどうしたらいいか分からない…
何と向き合うの?
どうするの?

と、よく聞かれますが。

自分が普段思っているけれど人に素直に言えない悩みとか
愚痴とか思考とかそういうものをガン見してあげよう
!!!!

と、いうことをお伝えしたいです。

難しく考えず、とにかく普段の恨みつらみをせきららにノートに書くんです。
自分のブラックさから目をそむけたくなってもそれでもしっかり見るんです。
だって、それもあなたの一部なんだよ?
全く悪いことじゃない。


ワクワクを書くとかしなくていいです。
それはブラックな部分と向き合ってから。順番間違えると私のように自滅します。まじで。


逃げるから辛くなるしいつまでも同じとこでぐるぐるしちゃう。
だから、逃げないで自分の素直な気持ちをみてあげようよ。


誰にも見せるわけじゃないんだから。
何を書いたっていいんだから。
どんなに汚い言葉で誰かを罵っても大丈夫だから。

そこに向き合うと自分のしんどさの原点が分かるはずだから。


自分のブラックな感情と向き合う時の最高のバイブル

とはいえ、自分のディープな部分を見ていると感情の渦に巻き込まれてしんどくなってしまう。
そんな時、仲間というかそんな気持ちを共有できるものがあれば心強いですよね。

と、いうことでそんなディープなブラックな自分と向き合う時にぴったりな一冊を紹介して
今日の記事は終わりにしたいと思います。

#もがき文庫 本日のおすすめの一冊

これ、私の人生のバイブルです。

私、若林さんが昔から大好き。
こんなに人間臭い人いるかな?

若林さんは自分の悔しい、かっこ悪い、惨めだとかそういう感情を惜しみもなく出してくれる。
それに、物事を変に前向きに考えようとかしないから「あぁ、こういう風に思っていいよね」って
なんか自分と向き合う時の力になるんです。

物事を斜めから見るクセがあり、考え過ぎるクセがある方は若林さんの書いていることが分かり過ぎて、どの章も今でいう「分かりみが深い」という感じで読み進められること間違いなではないかと。

「大丈夫と言うことから大丈夫は始まるのだ」

私はこの本に書かれている言葉に何度励まされたことか。

そうだ、私は大丈夫だ。
どんな状態だって私は大丈夫だ。
条件なんかなくっても大丈夫だ。

自分と向き合うって苦しいけれどさ、もがいた分だけ自分なりの答えができて
そのもがきの過程で感じたことで深みができたりして。

悩まない性格ならどんなにいいだろうと思うことは多々あるけれど、
この本を読んでいるとそんな自分も大丈夫、素敵かもって思える。

ぜひ、自分の気持ちを出す時のお供にしてみてほしいです。素直な自分になろう。
そして、もがく自分を誇りに思おう。

あなたもあたしも、大丈夫だ。

では、また更新します🌷

コメント

  1. […] […]

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