●中島たい子 著「漢方小説」 -株式会社集英社
昨日、再読したこちらの本。
「やっぱりいいなぁ」って思いました。
この本は、主人公みのりが、胃がひっくり変えるようになったり眠れない・・・
そんな体の不調の悩みを抱えていて、ある日救急車で病院に運ばれるんだけど、
どの病院に行っても「特に異常なし」と言われていろんな病院を巡る日々。
でも一向にからだの症状はよくならない・・・。
そんな時昔通っていた漢方を処方してくれる病院を訪ねてみることに。
そこから処方された漢方薬を飲んで、自分でも知りたいと中医学について勉強しているうちに
自分の体に何が起こっているのかを向き合っていく・・・。
ざっくりいうとこんな感じのストーリーなんだけれど、中医学や漢方が知らなくてもさくさく読めちゃう。
でも、中医学の大切な部分とかを外さずに描いているので、
薬膳や漢方に興味を持ったらまずこれから読むと最初のステップが踏みやすいかも。
いきなり専門書とかから入るよりも、中医学とはどういう世界なのか、漢方薬ってどういうものなのか、漢方薬を飲むことで心と体がどう変わっていくのか。
そんなことを知ることができます。
またこれが中島さんのセンスでテンポよく、主人公の周りで起こる人間関係とかが
描かれていて「あぁ、わかるなぁ。こんな気持ち」となるシーンが沢山。
こういう気持ち(感情)も中医学ではすごく関係性があるんだけれど
(中医学では〝七情″といいますよ^^)そういうことも勉強になるの。
専門書で読むよりストーリー性があってわかりやすいと思う✨
本当、すごくリズム感が良く進んでいくから読みやすい。
これ、男性にも読みやすいんじゃないかな?
なんていうんだろ?女性特有のすご~く悩んじゃう感じとか、その時の心情が深く書いてあるわけじゃない。
だからこそ「あぁ、そういうことが言いたいのか」なんてわかるような?
そう、さっぱりしてて読んだ後いい気分になるの!(なんか余計わからなくしてる・・?笑)
読書が苦手という人でも気軽に読める一冊なので読んで欲しいです。
実は、私本好きの割には本をそんなに買わないんです。
もう、きりがないから・・・!( ;∀;)
だから図書館で読んでよかったのとか、ビビ!っと来たのを家の本棚にお迎えするんですが、その中の一冊がこれ。
梅雨入りしてちょっと憂鬱な日が続きますが、
今日おすすめした本をお伴にぜひお家時間を楽しんでくださいね♡
私は今週は体をまったり休めるweekなのでお仕事をしながらも、家で本を読んだりDVDを見たり、お菓子を焼いてみたり、ごはん作りを楽しんだり・・
と、ゆるりとしていてカラダとココロを穏やかにしていますよ🌸
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