新着記事のお知らせ>>【New!!】2024.3.18│【#薬膳レッスン】 根本治療が得意といわれている理由を解説♡~本治と標治~

【#薬膳レッスン】不調のループから抜け出すには?~本治と標治~

漢方&薬膳の教科書

薬膳のベースの考えになっている中医学は、体質改善やカラダの不調を根本から治すのが得意な分野です。薬膳について興味を持っている方はこのイメージがあるのではないでしょうか。

今回は、なぜ中医学が根本治療が得意かについてお話しすると共に、私が何故普段から「自分と向き合うのが大事だよ!」と発信しているかも書いていきたいと思います。

●ずっと不調のループを抜け出す「本治」と「標治」

中医学の治療方法の中に「本治(ほんち)と標治(ひょうち)」というものがあります。

あ、難しそうな言葉出てきたーと思うでしょう?まぁ、聞いてくださいよ(笑)

さぁ、いきなり出てきた難しそうな漢字。おそらく初めて目にした方も多いのではないでしょうか?

私も初めて見た時は頭に「???」が沢山出ましたが、意味が分かると「なるほど!」となるのです。それが中医学のおもしろいところ!

【本治と標治とは】

本治・・・根本的な問題を解決し、治していく。

標治・・・今、目に見えている症状を治していく。(一時的・継続的に症状の緩和をすることを目的とする)

すっごくざっくりいうとこんな感じです(笑)

本当はもっと難しい説明があるのですがね、すごく端折り要点をまとめると、こうなります。

 

考え方として、「標(今、目に見えている不調)」は「本(根本的原因)」から派生して不調が起こったりひどくなったりします。(体調がめっちゃ悪くなるというイメージ)

 

この本治と標治はその時の症状にあわせて治療することが大事です。

根本的な体質改善も大事(本治)だけれど、今一番しんどい不調をケアしてあげないと身体がしんどいですからね💦

 

その治療の見極めのために、中医学では「治病求本(ちびょうきゅうほん)」という考えを用いて、今は何を優先してどんな治療をするのか決めていきます。

これは、病を治すには、必ず本を求めよという意味です。

 

分かりやすく言うと…

病気や不調を治すには、根本原因を見つけて治療をするのが大事ですよ!ということ✨

 

例えば、頭痛でしんどくていつも市販薬を飲むけれど「なぜ頭痛に悩まされているのか?」を掘り下げていかないと解決にならないと、いうこと。

 

冷えから来ているのか、気が足りていないのか、気や血の巡りが悪いのか、
頭痛でもいろんな原因が考えられます。

 

今出ている不調へのアプローチも大事だけれど、症状が出た時だけ痛みを緩和させるのを続けているばかりではその場しのぎで根本的な解決にならない。

 

いつまた頭痛がくるんだろう?って悩むのってつらいじゃないですか。

 

中医学はそこを掘り下げてどこに原因があるのかを見ていくのが得意な分野。だから未病に強いといわれます。

 

●自分と向き合う大切さを中医学に教えてもらった

私が、自分と向き合うことを大事にするようになったのは、中医学でこういう学びを得たからです。

中医学を学ぶ前は、とにかく気分のアップダウンが激しくて、ストレス発散で買い物したり旅行に行ったり、お酒を飲んだりとその時の気分を何かで晴らすようなことをしていました。

でも、その時はいいのですが、やはり効果は一時的なんですよね。栄養ドリンクみたいな感じ。

このループから抜け出すには「なぜイライラするのか、落ち込むのか」その根本原因としっかり向き合う必要があるんですよね。

そう!まさに、治病求本✨✨

本治は改善するまでに時間がかかると中医学ではいわれているので短期間で治すのは難しいです。

でも、時間がかかった分、心身がゆらぎにくくなって健やかになります。

それはココロも同じですよね。

自分と向き合って気持ちが上向きになってくるまでにだいぶ時間がかかるけれど、しっかり向き合うことでココロの土台がしっかりできてくるから、ゆらぎにくくなる。

「心と体はつながっている」と言いますが、中医学の世界ではこのことを心身一如(しんしんいちにょ)といい、心の不調は体にも影響し、身体の不調は心にも影響を及ぼすよということを意味します。

だから、自分の気持ちとしっかり向き合うことはカラダのすこやかさにもつながっていいループに入ってくるので、私は口を酸っぱくして「自分と向き合おう!!」「自分を深める自由研究しよう!!」とお伝えしているのです。

自分と向き合う記事は沢山書いていますので、ぜひ読んでみてくださいな▼

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●最後に 中医学は「なんか不調」の味方になってくれる学問だ

女性は毎月生理もあるし、ホルモンバランスもある。

でも仕事や家事に毎日忙しいから自分を労わることって難しい。

気持ちの変化も女性は男性に比べて揺らぎやすいですし。

だから「なんかだるい」「いつもやる気が出ない」「気分がアップダウンする」
こんな悩みを抱えやすい私たち女性。

でも、「どこか悪いのかな」と病院に行っても特に異常なしといわれ原因が分からず仕舞い・・。

それもまたストレスになり、でも身体の不調は悪くなる一方・・・。

原因が分からない、異常なしといわれても、不調が続くってすごくつらいですよね。

今回の記事で紹介したように、中医学は「病を治すには、必ず本を求めよ」という考えなので
今「なんか不調」のお悩みを持っているなら中医学の知恵がきっとあなたを助けてくれます。

中医学って、マニアックで難しそう~って思うかもしれないけれど、少しずつ深堀りしていくと

すごく味方になってくれる学問だ✨なんて思いませんか??

私も悩みだらけの時期がありましたが、今では中医学の学びが私を支えてくれています。

マニアックで敷居が高いと思われがちな薬膳(中医学)の世界を愉しいと思ってもらえたら嬉しいです。

今後も、もっと中医学・薬膳の学びを発信していきたいので#薬膳の教科書シリーズ、随時書いていきますね✎

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コメント

  1. […] でした! では、また・・・♡ このシリーズのバックナンバーはこちら▼ #薬膳の教科書♡1 標治と本治。 #薬膳の教科書2♡ 漢方と漢方薬の違いって??     ■■イ […]

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